1. |
眞夜中ラヂヲ
01:50
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冷タイ雨ガ 降リ頻ル夜
囚ワレ螺旋 衣擦レノ音
不敵ナ微笑 聽コエナイ振リ
雜音ニ混ジル 眞夜中ラヂヲ
胸ヲ焦ガシテ 銳ク砥イダ
泪ヲ流ス
「何處ニモ居ナイ」
瞬キモセズ 眠リ續ケル
子供ヲアヤス 母ノ橫顏
不氣味ナ聲ガ 響キ續ケル
振リ向ク先ヘ 去ラバ足跡
不敵ナ微笑 氣付カナイ振リ
雜音ニ混ジル 眞夜中ラヂヲ
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2. |
猫弐木天蓼〈明治157年リマスタア〉
04:02
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秋時雨れて 猫に木天蓼 舞い踊る
口濁しそこはかとなく逸るなと囃子詞は
現を拔かす空蝉の世を疎んじる飜した身
燥ぐなと云ふ霸者の聲
刃向う先は手の鳴る方へ
譯など他人は知る由も無く
杞憂途絕えて去年の劈頭
破れ被れて空知らぬ
外套を拂い除け!
唯欺いて訪ふ胡亂 現し世の懷疑論
亦嘯いて乞ふ恩 住み侘びぬ浮世を
行くが如し 花はおいどを隱す
秋時雨れて 猫に木天蓼 舞い踊る
純情尋常 七ツ星 某彼某
返り咲け 陰日向
狼狽える行方晦まし騷ぐなと訪ふ獅子は鳴く
へのへのもへじ 手の鳴る方へ
唯欺いて訪ふ胡亂 現し世の懷疑論
亦嘯いて乞ふ恩 住み侘びぬ浮世を
飽くが如し 霸者は蛇の目を開く
疑心暗鬼 夜はそうろと更ける
利害關係 七不思議 誤魔化し群盜
仰ぎ視た 摩天樓
褪せた衝動 ハイカラに染め
向かふ鹿に矢を向けて射る
流離ふ軈て空知らぬ
外套を拂い除け!
唯欺いて訪ふ胡亂 現し世の懷疑論
亦嘯いて乞ふ恩 住み侘びぬ浮世を
行くが如し 花はおいどを隱す
秋時雨れて 猫に木天蓼 舞い踊る
捲土獸來ナナ轉び 葉隱れ轉じて
秋風に舞い踊れ!
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3. |
櫻散る
01:58
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言葉を濁す あの子じゃわからん
過ち重ね 追い驅ける刹那
巧言 冴え 屆かない距離
意識は途切れ 燈火が搖れる
不確かな夢 いつかの約束
櫻舞い散る頃に
胸を焦がす想い
櫻舞い散る頃 繰り返す無常や
色彩 鮮やかな 追憶の旋律
待ち望み今を知る
呼び聲は遠のき
掴んだ手を翳した
雨に降られて舞い散る櫻
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4. |
廢刀令
02:29
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冷笑的な眼で視た
諦觀の境地
銳い風が吹き拔けた
今も解讀不能
言論は未だ匣の中
無意味な羅列
總て移り變わる是空
眼に燒き付けた光景
充ち足りない幻影
辻斬り 流血 形骸
秋風 哀切 FUJIYAMA
HARAKIRI 厭世 SAMURAI
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5. |
Faceless Girl
02:47
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凍てついた夜が來て
彷徨い移ろう今
何も思い出せない
痛みだけ手放した
確かに此處に居るよ
不確かな嘘を吐く
過去、未來、現在を
嘲るいつかの聲
微睡みの淵で朧氣に云う
君の流す淚に穿たれた
吹き拔ける風に背を向けて飛び乘る
全てを失おうと構わないから
呼び聲は遠のいた
曖昧 言葉の先
抱きしめてあふれ出した光の束を
もう二度と放しはしないと誓う今
憐れみも屆かない距離に傳う夢
もう一度 君の名前を呼ぶから
冷笑 冷たい手に
觸れたら失う空
何もかもが僞り
噓を重ねた想い
消せない映像
燒き付いている
誰かの謳う正しさが射貫く
移り變わり行く光景 凪いだ海
思い浮かべる微笑みは薄れゆく
追い驅けて走り出す
君を取り戾したい
凍てついた夜がまた來て
全て奪う
君の名を忘れた僕は漂う
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6. |
はぴねす
02:26
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僕は意を決して足を踏み出した
繋いだ感觸は遠のいてゆく
不安な夜には思い描く聲
無意味な言葉の羅列も愛おしい
指先に絡む風が吹き拔ける
皆の忘れた君の名前を呼ぶ
懷かしい melody
口ずさみ行くよ
全てを失い君を取り戾す
開いた目で見た夢物語は
僞物じゃない僕らの寶物
懷かしい melody
屆かない距離に
全てを失い君を取り戾す
開いた目で見た夢物語は
僞物じゃない僕らの寶物
振り返らず行く
風が吹き拔ける
何も知らず前を向いていたんだ
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